一般

【生き甲斐】

【生き甲斐】
【生き甲斐】

自分の生まれてきた意味や生きている意味とは?

最近、私の身の回りで「自分が生きている意味が分からない」とか「自分が生まれてきた意味がわからない」と言った、人間の生に対する根源的な疑問を聞くことが多くなりました。

こうした疑問は、私も若い頃から抱いており、その結論には今現在も至っておりません。ただ言えることは、「その意味を問い続けることが生きるということ」のような気がしています。

でも時には、もう生きる意味等どうでもよくなり、「今のままでいいよね。頑張らなくても。」と自分に言ってあげたくなる時もあります。

 

そんな時に、励まされる言葉があります。下記の【生き甲斐】という詩です。

死のうと思っても死ねない時があり、

また、死にたくないと思っても奪われる命もある。

そんな人生を生きてくると、やはり思うことは、

「自分の意思で生きているのではないのではないか?」という疑問です。

 

そいていつも、下記の詩を思い起こします。

**** **** ****

【生き甲斐】

 

それは、世に生きている価値を見出すなり。

生きる価値あることであり、

価値ある生き方であり、

世に役立つことである。

 

我が作す業、

たとえ些細な事であろうとも、

それがたとえ他に見出されざる事であろうとも、

誰も気付く事なき縁の下の力持ちであろうとも、

世に役立つことには代わりはない。

 

それは我が作す事が、

或いは他の働きの助けとなる事もあり、

他の働きのもととなる事もあり、

また同じような幾人かの力が集まって、

知らず識らずに、

世のお役に立つ事もあり、

或いは他の働きの障りを除いて、

助けとなる事もあるであろう。

 

己がささやかな働きに、

誰も気付くまい。

然し、

常に神仏のみ、

その生き得る価値に付いて、

生きるべき道を照らされ、

庇護の手を、

差し伸べておられるのである。

 

唯見れば、

何の妙なき路端の

人々の足に踏みにじられる

雑草さえも

土の乾きを防ぎ、

土の崩れを守り、

そして自らも、

その土とその湿いによって

強く生きる道を

与えられているのである。

 

そして、

そこに自らの生きる甲斐

天賦の価値を

見出すのである。

 

尊きものは

生き甲斐ある生活を

見出すことである。

 

(当来佛)

**** **** ****